福岡でUターン・Iターンって実際どうなの? – マイナビニュース

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福岡市及び、福岡市が実施しているプロジェクト「福岡クリエイティブキャンプ(FCC)」はこのほど、ITやクリエイターのUターン・Iターン転職を応援するイベント「FUKUOKA CREATIVE MEETING」を開催した。

「FUKUOKA CREATIVE MEETING」

福岡ではIT・クリエイティブのコミュニティがある?

第1部では、「webクリエイターが知っておくべき情報アーキテクチャ(以下、IA)」について、福岡を拠点に情報伝達産業を行うゼネラルアサヒの稲本浩介さんが登壇した。稲本さんは、ゼネラルアサヒで”情報アーキテクト”と自ら名乗り、webサイトのディレクションのほか、IAを専門に仕事しているという。情報アーキテクトとして働くようになった動機について、稲本さんは「もともと僕は10年前にweb業界入り、エンジニアとして働いていました。その際、コードを覚えるときに文書構造を学び、情報の整理に興味を持ったことがきっかけです」と語った。

ゼネラルアサヒの稲本浩介さん

さらに、IAについてこう解説した。「IAは、製品やシステム、サービスを使用したときの経験や満足を示すユーザーエクスペリエンス(以下、UX)の一部。つまり、UXの中でより情報に焦点を当てたものです。情報を分かりやすく伝え、受け手が情報を探しやすくするための表現技術で、理解のデザインとも言われています。IAでは、何か情報を見たときに理解しやすくすることと、その情報にたどりつくためのナビゲーションの2つを分かりやすく設計します。例えば、災害時の情報提供は、情報があふれるので整理されてないと大変なことになる。そういった意味でも今後IAが重要になってくると思います」(稲本さん)。

また、福岡でIT・クリエイティブ関連の仕事をする環境については、「福岡には、IT関連の勉強会を行うイベント『UX Fukuoka』『UI Fukuoka』『UX Japan Forum』のほか、テクノロジーとクリエイティブをした融合イベント『明星和楽』などがあります。こうした福岡のコミュニティは、有志で集まって無料で開催しているんです。最近では、情報も発達して東京から登壇者を呼ぶことも増えている。福岡で興味をもって動けば、色んなコミュニティに触れて、刺激をもらえる環境は十分にあると思います」(稲本さん)。

福岡市はITやクリエイティブの仕事が主流?

福岡市経済観光文化局創業・立地推進部企業誘致課の山下龍二郎さん

第2部冒頭では、いまの福岡における労働状況について、福岡市経済観光文化局創業・立地推進部企業誘致課の山下龍二郎さんが語った。

「福岡市内は製造業がほとんどなく、第三次産業(IT・クリエイティブ系、サービス業、流通業など)に支えられている街です。最近では、そういったITなどの仕事を求めて、各地から女性が仕事を求めてくる傾向にあります。一方、課題は、男性が福岡以外の各地に流出している点です。そのため、今後福岡で活躍するためにUターンやIターンをすることは、とても歓迎したいことだと思っています」(山下さん)。

続いてゲストとして登壇したのは、webマーケティング事業を行うスマートデザインアソシエーションを起業し、福岡移住者に向けた情報発信やコミュニティを創出する「福岡移住計画」代表の須賀大介さん、ブランコ代表取締役CEO/CCOの山田ヤスヒロさん、GMOペパボの今岡佐知子さん。須賀さんがモデレーターを務め、第1部で登壇した稲本さんを含む4名によって、「福岡で働くこと」をテーマにトークセッションが行われた。

登壇者紹介

トークセッションは登壇者による自己紹介からスタート。

須賀さん:「茨城県出身。東京でスマートデザインアソシエーションを起業。2012年に東京・下北沢から福岡に移住しました。移住して1年は、仕事をつくれず苦戦したり、妻が近所のコミュニティに入れずに夜中に泣いていたり……。その苦労をきっかけに、自分の会社で2014年から福岡に来る人と地元の人を結びつけるプロジェクト『福岡移住計画』を開始しました」

山田さん:「2006年に福岡でデザイン事務所 ブランコを設立しました。登壇するメンバーの中で生粋の福岡っ子は、僕だけですね。IT・クリエイティブ系のコミュニティが栄えていると福岡が言われている中で、僕は10年くらいかけて『明星和楽』などいろいろなことを仕掛けてきました」

(左から)ブランコ山田ヤスヒロさん、スマートデザインアソシエーション須賀大介さん

今岡さん:「出身は島根県。卒業まで島根で過ごし、大学のときに初めて福岡に行きました。GMOペパボの本社である東京・渋谷でカスタマーサービスの仕事、京都で新規プロジェクト立ち上げ後、2012年に福岡で『ロリポップ! レンタルサーバー』担当ディレクターとして2年半勤務。2015年3月から東京本社に移動になり、現在は広報の仕事を担当しています」

(左から)ゼネラルアサヒ稲本浩介さん、GMOペパボ今岡佐知子さん

コミュニティが働く人のセーフティネットに?

須賀さん:「福岡では、ITやクリエイティブ関連の人が集うコミュニティがさかんで、IT・クリエイティブ関連の仕事をしている人が『明星和楽』では4,000人ほど集まったり、毎年やっている忘年会は300人ほどの規模で開催したりしていますよね。こういったITやクリエイティブのコミュニティについて、みなさんどう思いますか? 」

今岡さん:「みんな仲は良いですけど、なれ合ってはいない。良いところは褒めるし、良くないことや、もっと改善した方がいいと思うことは指摘します。信頼関係ができているから言いたいことを言える。すごくいい関係だな、と思います」

山田さん:「クリエイターのセーフティネットになることが、できればいいなと思っていて。イラストレーターやカメラマンといった職業の人って、人柄を先に知ってから採用することも多いので、セーフティネットとしての役割を果たしているのでは。僕はそう思っているんですけど、みなさんはいかがですか?」

須賀さん:「自分の会社から他の会社に移るとかだと、ちょっと悔しいという気持ちが働いたりすることもあるけど、セーフティネットという感覚で、福岡全体で、移って行っても良いという感覚は、福岡ならではだと思います。コミュニティを立ち上げることは、福岡ってやりやすいんですか?」

山田さん:「立ち上げる、という感覚ではなかったと思うんです。始め3人の飲み会が10人、50人……と自然発生的に増えていったのではないかと思います」

稲本さん:「集まった感がありますよね。コミュニティを立ち上げようと言って、集まった訳ではなく、集まっていたところがいつの間にかにコミュニティになっている。ビジネスの付き合いでスタートしていないので」

須賀さん:「僕が4年前に移住してきて、一番驚いたのは、みんなが福岡をどう面白くするかという話に必ずなったことですね。コミュニティをやっていることがブランディングになって、仕事が増えることもあるんですか?」

山田さん:「あります。どこの地方にもコミュニティって必ずあるものだと思っていたんです。東京に来てみたら、そういったコミュニティってないですよね。福岡では、デザイナーやプログラマーなど、IT・クリエイティブ業界の様々な職種の人が集まって飲みます。呼んだら2日で200人くらい集まりますよね(笑)」

須賀さん:「福岡一体の会社が集まって飲み会をするみたいなことって、福岡ならではなのかなと思いますね」






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