富士フイルム、一眼レフの牙城崩せるか ミラーレス投入 – 日本経済新聞

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 富士フイルムは19日、高級一眼レフカメラに比べ1.7倍の面積がある画像センサーを搭載したミラーレスカメラを2月下旬に発売すると発表した。「中判」と呼ばれるプロの写真家向けのカテゴリーで、富士フイルムがデジカメで手掛けるのは初めて。京都市で記者会見を開いた古森重隆会長兼最高経営責任者(CEO)は「他社にはできない絵作りができる。これでシェアを大きく伸ばせる」と述べ、ハイエンドモデルの一眼レフカメラをミラーレスカメラで置き換えると意気込んだ。

富士フイルム、新製品「GFX 50S」を持つ古森重隆会長
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富士フイルム、新製品「GFX 50S」を持つ古森重隆会長

 センサーが大きくなるとひとつひとつの画素も大きくなり、取り込む情報量が多くなるため、鮮明な画像がとりやすいという。

 発売する「GFX 50S」は本体の重さが920グラムと従来の高級一眼レフカメラよりも軽い。大きく引き伸ばす広告写真などに適している。価格は標準的なレンズ1本を含め税込み100万円程度を見込む。

 富士フイルムは10万円以上の高級ミラーレスカメラの世界シェアを現在の約3割から2~3年の間に5割程度まで高める考え。海外でのプロ向けのサポート体制なども改めて整える。

 風景写真やポートレート、ファッションの商業広告などプロの写真家が撮影で使うデジカメはこれまで高級一眼レフカメラに限られていた。プロ向け市場はカメラ市場が縮小するなかでも安定している。プロの需要を満たすミラーレスカメラの発売で一眼レフの市場を切り崩し、新たな需要を掘り出すとしている。

 富士フイルムのデジカメの売上高は2015年度に640億円。16年度見通しは明らかにしていないが、17年度は16年度見込み比で3割増を目指すとしている。デジカメの市場が縮小する中で、高級機に軸足を置いて成長路線を取り戻したい考えだ。(小河愛実)






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