人、景観 「宝」を発見 民泊受け入れ実践者が体験談 – 岩手日日新聞

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民泊セミナーで自らを含め達古袋地区の事例を紹介する、たっこたい民泊プロジェクト代表の田中さん

 都市部の学生などの民泊と農山村生活体験を受け入れている実践者が様子を紹介する「民泊セミナー~そこが知りたい! もっと聞きたい!」は23日、一関市竹山町の一関地区合同庁舎で開かれた。インバウンド(訪日外国人旅行者)も視野に入れて民泊の広がりによる地域活性化を図ろうと、いちのせきニューツーリズム協議会と平泉町グリーン・ツーリズム推進協議会が主催。両協議会関係者や民泊に興味を持つ人など約50人が聴講し、民泊の現状と今後の在り方に理解を深めた。

 講演では、たっこたい民泊プロジェクト代表の田中修さんが「民泊に取り組むまで、取り組んでから」、平泉町グリーン・ツーリズム推進協議会監事の千葉正吾さんが「グリーン・ツーリズム受け入れ体験日記」と題して取り組みを語った。

 このうち田中さんは、2009年から同市萩荘の達古袋地区に夫婦で移り住み、新規就農して農家民宿レストランを経営。10年に知人を介して米国務省から大使館員の民泊を打診され、外国人を複数の農家で受け入れたのを機に、民泊活動を始めたと振り返った。

 11年の震災発生後は実害や風評被害を受けて希望を失いかけたが、中山間地ならではの景観など地域資源の素晴らしさを見詰め直し、活動を再開。沿岸被災地の児童や外国人なども訪れ、14年度には800人以上の民泊を一関で受け入れるまでになったと回顧した。

 一関は新幹線や高速道などのインフラが整備され、沿岸被災地との行き来にも立地が良いと指摘。「移住1年生だった私が言い出した民泊の受け入れに、一関の皆さんは最初から協力してくれた。一関の宝は『人』だ」と強調した。一方で、活動開始から8年がたち、高齢化などで受け入れ先の減少が心配されるといい「皆さんの力が必要。裾野を広げるため、近所や仲間に声を掛けてほしい」と協力を呼び掛けた。

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