パクチービジネス 芽吹き 津田駒 子会社が生産開始 – 中日新聞

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LED電球などで管理された工場内で生産されるパクチー=金沢市内で

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工場野菜事業 試験的に

 昨年の日本の世相を反映する料理の「今年の一皿」(ぐるなび総研調べ)に選ばれたパクチー料理。繊維機械メーカー・津田駒工業(金沢市)の子会社は昨秋からパクチーの生産を始め、ハチバン(同市)の地域限定ラーメンは予想外の人気。百貨店や飲食店で女性や若者の人気を集め、ビジネス界の「主役」として存在感を増しつつある。

 パクチーはセリ科の植物で、タイ語の名称。英語で「コリアンダー」、中国語で「香菜」と呼ばれる。独特の香りや豊富な栄養が注目されている。

 津田駒工業の子会社で保険代行や出荷業務などの「ツダコマ・ゼネラル・サービス」(同)は工場野菜の事業として試験的に生産を始め、サンプル品を含めて月に五キロほどを出荷する。

 金沢市のめいてつ・エムザや大和香林坊店などで販売するほか、関東圏の飲食店からも業務用として十件以上の引き合いがある。田中利明常務は「外部から遮断された室内で栽培し、害虫や異物はなく、衛生面も安心。くせが強いパクチーだが、好きな人は好きなので、より多く出荷したい」と話す。

 ゼネラル・サービスの野菜ブランドは「ベジキララ」。工場は発光ダイオード(LED)電球を導入し、温度や湿度、明るさ、二酸化炭素(CO2)濃度を管理。窒素やカルシウムなどの肥料で土ではなく水で栽培する。二〇〇九年から生産を始め、工場では金時草やフリルアイスなど計八種を育てている。主力は栽培期間が四十日程度と比較的短いベビーリーフ。パクチーはエゴマやホーリーバジルとともに手掛けた。

 津田駒工業が異分野の農業に参入したのは、本業の繊維機械事業は海外の売り上げが多く、世界情勢に影響されやすいため。農業で国内市場を狙う。一六年十一月期の連結売上高は八億八千万円。このうち工場野菜事業はまだ九百四十万円余。消耗品や維持費用などで収益環境は厳しいが、四年ほど前の月六万円が、現在は月八十万円と着実に伸びている。 (嶋村光希子)

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