【那覇型ビジネス成功の理由:1】インバウンド交流型ホテル、集客の秘訣は? – HANJO HANJO

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【記事のポイント】
▼地域性に即したコンセプトで、来日客と地元との交流の場を提供する
▼プライベートを確保できる空間を設ける
▼気軽に交流できる動線、場づくりが重要
▼海外の予約サイトで重要なのがレビューへの返信

■交流×質の高いプライベート感がゲストの心を掴む

 沖縄県がインバウンドの人気滞在地としての存在を高めている。官民あげてのインバウンド誘致が功を奏しており、沖縄県発表の入域観光客統計によると、2006年に9万2500人だった訪日客観光数は毎年数万人ペースで増加。2016年には208万2100人を記録した。

 このような状況が県内に、国内でも先進的な事業モデルを育んでいる。これはインバウンドビジネスにおいて、将来の成功を知るためのヒントになるのではないだろうか? その一つの事例となりそうなのが、2015年秋にオープンした「ESTINATE HOTEL」だ。運営は首都圏を中心に35カ所の“住人交流型ソーシャルアパートメント”を展開し、SNS体験を住空間で実現してきた株式会社グローバルエージェンツ。ゲストハウスとホテルの良さを持ち合わせ持ち、そのインバウンド比率は8割に及ぶ。

 同社ホテル事業部の濱田佳菜氏によると、ホテル開業の目的は、これまで培ってきた“人が集まる場作り”のノウハウを活かすことにあるという。では、なぜ交流型滞在で一般的なゲストハウスやホステルではないのか?

「弊社が運営するソーシャルアパートメントは、外国人利用も多いのですが、交流しつつも質の高いプライベートを確保したいというニーズが大きいんです。そこでアメニティなどにもこだわり、ホテルのクオリティを持つプライベート空間を持ち合わせた宿泊施設としました」

 コンセプトは“旅人とローカルが集うライフスタイルホテル”。その交流を促す仕組みの一つが、南の島のリゾートホテルでよく見られるような、レセプションとラウンジの一体化だ。訪れたゲストはラウンジのソファに座り、一息つきながらチェックインを行う。

「フレーバーウォーターやほうじ茶など、ウェルカムドリンクを日替わりでお出ししています。『このお茶は何?』という一言から、お茶のストーリーや日本文化の紹介といった会話が生まれていますね」

 レセプションとラウンジのスタッフが流動的に動き、英語で気さくに声をかけることでゲストハウス的な空気が生まれる。「こちらでWi-Fiも使っていただけますよ」「お部屋で休憩されたら降りてきてくださいね」などの一言を添えて、ゲストが気軽に利用できる雰囲気作りを心掛けているそうだ。こういった着想は、ソーシャルアパートメント運営で培った経験とノウハウから来ている。

「独立していては行き来しづらいレセプションとラウンジが一体化することで、人が自然と集まる場所になります。気軽に交流できる動線、そこに不可欠なリラックス感を突き詰めると、この形になりました」






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