英、EU離脱29日に通知 2年間の交渉開始へ – 日本経済新聞

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 【ロンドン=小滝麻理子】英政府は20日、メイ首相が29日に欧州連合(EU)に対し離脱を通知すると発表した。離脱条件やEUとの新たな貿易関係を協議する原則2年間の交渉が正式に始まる。英国は2019年3月末にEUを離脱することになる見通しだが、今後の交渉は難航が予想される。

 英首相官邸報道官が述べた。メイ氏はこれまで3月末までに通知するとしていた。今回、日付を初めて示した。

 英官邸によると、英国のバロー駐EU大使が20日午前、トゥスクEU大統領に離脱を29日に通知する方針を伝達した。

 デービスEU離脱担当相は「昨年6月、英国民はEUを離脱する歴史的な決断を下した。英政府は29日に通知し、離脱を実現する。一世代で最も重要な交渉が始まる」との声明を発表した。

 交渉ではEU基本条約であるリスボン条約50条に基づいた離脱手続きが進められる。EUは通知後48時間以内に交渉の大まかな方針案を公表し、4月上旬にも開くEU首脳会議で決定する運びだが、首脳会議が4月下旬か5月上旬にずれ込むとの報道もある。

 ただ離脱の条件を巡っては、英国がすでに拠出を確約している未払い金など600億ユーロ(約7兆3000億円)相当の支払いをEU側が要求。巨額の拠出を拒否する英国との溝が広がっている。

 足元では、EU離脱に反発する北部スコットランドで英国からの独立を巡る住民投票の再実施を求める声も強まっており、離脱交渉に影響を及ぼす恐れも出てきた。

 英最高裁は1月、離脱通知には英議会の承認が必要との判決を出した。メイ氏に通知権限を付与する法案は今月13日に上下両院を通過し16日に成立、いつでも通知は可能な状態になっていた。






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