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【K立ち飲みにて 全13回の⑧】

 酒友のPとTと3人で、立ち飲みの店に出かけた。食べ物は持ち込みなので、PとTは焼鳥や寿司を買ってきた。この店は、有名地酒蔵の酒はいっさい無く、あまり知られていない中小蔵の酒を応援するため、これらを中心に置いている。冷蔵庫に置いている酒は約100本。この中から、飲んだことのない酒を選んで飲んでいった。

「八咫烏 山乃かみ酵母仕込み 純米」「越後一会 純米吟醸 無濾過原酒」「三芳菊 阿波五百万石 純米吟醸 生原酒」「丸眞正宗 吟醸 辛口」「越乃雪しずく 純米吟醸」(当連載【2476】)、「帝松 熟 純米吟醸 原酒」「さとこのお酒 純米吟醸」「霧の華 清酒発泡性①」と飲み進め、9番目に選んだのは「白目の舞 純米 無濾過生原酒」だった。

 ラベルに大書されている酒名「白目の舞」を見て、仰天した。この酒名を見てイメージしたのは、白目をむいた女性が踊っている光景。そんなのありえない。ラベルをよく見たら、「幸手産 白目米100%使用」と書いてある。そうか、「白目」は米の名だったんだ。ほっとする。しかしなあ、知らない人は驚くよなあ。地元の人は知っているかもしれないけど、知らない人は酒名を見て引くのではないか、とおもった。さて、いただいてみる。

 酒蛙「甘旨酸っぱくて、辛みがかなりある。キレが良い」
 T 「味に広がりがありますね」
 酒蛙「味が強い。パンチがある」
 P 「主張が強い。いろんな味が前面に出てくる」
 酒蛙「たしかに強い。ステーキでも、酢豚でも、餃子でも、味の強い料理なんにでも合う」
 P 「料理の味の強さを消してくれます」

 インパクトのある酒名だが、酒そのものの味もインパクトがあった。なかなかに旨い酒だった。

 ラベルの表示は「幸手産 白目米100%使用、精米歩合70%、アルコール分17度」。

「白目米(しろめまい)」について、ウィキペディアは以下のように説明している。

「白目米は日本のイネの品種名および銘柄名。元禄時代に武州行幸(みゆき)村(2012年現在の埼玉県幸手市周辺)を治めていた牛込忠左衛門という人がこの品種の栽培を奨励し、幸手周辺で多く栽培されるようになったのが始まりとされる。その優れた食味から日本一美味な米として幕府に上納され『最高級米』としてもてはやされた。江戸の食通から『殿様米』とも呼ばれた。明治に入ってからは宮内省指定の御納米として扱われた。その一方で栽培が難しく、背丈が高く倒れやすい・収穫量が多くないなどの特性により昭和初期には生産量が減少していた。さらに戦時の米穀統制により栽培を禁止され、以後半世紀以上にわたって一般に流通することの無い『幻の米』となった。
 1996年に新宿中村屋がインドカリーの発売70周年を機に白目米の復活を企画。農林水産省の『農業生物資源ジーンバンク』に保管されていた種籾から白目米が収穫された。新宿中村屋では1998年以降毎年、期間限定で白目米を使用したカレーが提供されている。白目米の栽培は幸手市の町おこしの一環として『幸手市稲作研究会』のメンバーによって再開された。2012年現在では幸手市内の2つの酒蔵で白目米を用いた日本酒が作られ幸手市商工会の推奨品になっている」






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