「GINZA SIX」20日開業 訪日客に的 – 日本経済新聞

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 東京・銀座で最大規模の商業施設「GINZA SIX」(東京・中央)が20日開業する。ファッションや服飾雑貨、飲食など241店舗を誘致。高級感のある雰囲気で集客しつつ訪日外国人客への目配りも欠かさない。土産物や観光案内などを充実させ日本文化も前面に押し出す。訪日外国人客を呼び込む新しい名所として期待が高まる。


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 「東京に来た外国人観光客の約半分が銀座を訪れる。GINZA SIXの誕生で日本全体が盛り上がってほしい」。17日夜、GINZA SIXで開業に先立ち開かれたセレモニー。来賓としてスピーチしたのは安倍晋三首相だ。安倍首相は訪日外国人客の数が2000万人を超え、2020年に4000万人を目指していることを指摘しつつ、GINZA SIXへの期待を示した。

 GINZA SIXは松坂屋銀座店跡をJ・フロントリテイリングや森ビル、住友商事などが新しい商業施設として再開発した。地下6階・地上13階建てで商業施設の売り場面積は約4万7千平方メートル。仏クリスチャン・ディオールなどの高級ブランドをはじめとして、出店するブランドの半数以上が旗艦店という位置付けで高級感のある雰囲気作りを意識している。

 売り場の各所に訪日外国人客を意識した工夫がみられる。1階の「ターミナル ギンザ」は観光バスの乗降所につながっており、観光案内や外貨両替、手荷物の一時預かりなどのサービスを提供。コンビニのローソンが入り、日本土産となる約300種類の食料品・雑貨を販売する。通常のコンビニ商品にも、お薦めには「JPN(日本)」というラベルを貼って来店客にアピールする。

 地下1階の化粧品売り場はメークの相談窓口やエステサロンを充実させた。訪日外国人客の中に高額化粧品の大量買いよりもメークのアドバイスや美容体験を求める需要が広がっていることに対応する。6階の「蔦屋書店」は本だけでなく様々なアート作品を展示。春画や日本刀も販売し外国人の興味をひきそうだ。

 地下3階には文化交流施設として能楽の主要流派である「観世能楽堂」が入る。屋上庭園は「江戸の庭園文化」をコンセプトに、桜やカエデなど古くから親しまれていた樹木を植えて日本の文化をアピールする。

 訪日外国人客の需要は「爆買い」が沈静化し落ち込んでいたが、足元では盛り返しつつある。政府が訪日外国人客の受け入れ拡大を目指すなか、客数は今後も増加が続く見通しだ。

 GINZA SIXの近隣には16年9月に開業した商業施設の銀座プレイス、三越銀座店や松屋銀座店が立ち並び、向かいにはアジア各国からファンが訪れるユニクロ銀座店もあり、現状でも数多い外国人客でにぎわう。GINZA SIXの開業は外国人客の増加にさらに拍車を掛けそうだ。(川上尚志)






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