【NEWご当地グルメ】 白樺派のカレー 千葉・手賀沼湖畔で大正ロマンの味 – 産経ニュース

Home » 町おこし » 【NEWご当地グルメ】 白樺派のカレー 千葉・手賀沼湖畔で大正ロマンの味 – 産経ニュース
町おこし コメントはまだありません



 町おこしの旗印の陰には、必ずといっていいほど自慢の食がある。地域の人々の思いが込められ、「B級グルメ」と呼び捨てることはできない“魂”が宿る。ソウルフードだ-。

 白樺派文学が花開いた大正時代、千葉県我孫子市の手賀沼湖畔には志賀直哉や武者小路実篤ら白樺派の文人が暮らし、味噌の入ったカレーが食卓に並んだという。この大正ロマンの味は長く忘れられていたが、20世紀から21世紀にかわるころ「我孫子の味にしよう」と地元有志が再現に立ち上がった。

 完成したカレーは「白樺派のカレー」と名付けられ、平成19年3月にデビューした。今年は復活から10年。一種類の素朴な味だったカレーは進化を続ける。市内飲食店では、それぞれの店の味の白樺派のカレーが提供され、レトルトパックではポーク、ビーフ、チキン3種類が楽しめる。味噌の隠し味は共通でもバリエーションがあるのが白樺派のカレーの魅力。同じ白樺派でも、志賀直哉と武者小路実篤では個性も作風も違うのと似ている。

 我孫子に暮らした白樺派文人のひとりで、民芸運動を提唱した柳宗悦。妻の兼子さんがカレーライスを食べているとき、柳邸内に窯を持っていたイギリス人陶芸家、バーナード・リーチから「味噌を入れたらうまいだろう」と言われたのが白樺派のカレー誕生のきっかけだった。生前の兼子さんが、文芸雑誌にこの思い出を載せたことで、このユニークなカレーが注目されることになった。

続きを読む






コメントを残す