技術職、専門試験の比重高める – 中日新聞

Home » 町おこし » 技術職、専門試験の比重高める – 中日新聞
町おこし コメントはまだありません



 県は、農業、土木などの大卒技術系職員の採用試験で、本年度から文学や歴史などの知識を問う教養試験の配点を減らし、専門試験の比重を高める。専門外の勉強が大変だからと技術系の学生が民間への就職に流れているとして、県人事委員会は制度改正を受験者の増加につなげたい考えだ。

 県職員の採用試験は、教養試験四百点と専門試験八百点の一次試験を行い、合計得点の上位者が二次試験に進む。教養試験では計算や文章理解の問題のほかに社会、人文、自然科学の三分野の知識を問う三十問が出題され、二十問を選んで解答する。

 本年度からは技術系に限り、教養試験でこれまでの半分の三十問中十問だけ選択して解答する仕組みに変えた。教養試験の配点は百点減らして三百点とし、専門試験は八百点に据え置いた。

 変更の理由は、行政職と比べた技術系の競争倍率の低水準。昨年度の試験で、県政全般に関わる行政職の競争倍率は六〜十倍だったが、専門職は建築で一・五倍、林業で二・一倍、総合土木と薬剤師で二・三倍にとどまった。県人事委員会事務局によると、技術系の受験生から「教養試験は問題集を買ったり、公務員試験の予備校に通って対策しないと難しい」との声が聞かれ、教養試験が敬遠される理由になっていると分析する。

 事務局の担当者は「新たな試験では大学で学んだ専門知識が試験に生き、その知識は入庁後の仕事でも生かせる」と受験者数の増加を期待する。

  ◇  ◇

 県は本年度の試験で、十五の試験区分で百四十人程度を採用する予定。行政職は通常の行政A(採用数六十人程度)と、専門試験の代わりに自己アピール試験がある行政B(十五人程度)の二種。専門職は農業(同)、総合土木(同)など十三種ある。一次試験は行政Bが六月十一日で、それ以外は同月二十五日。

 受験案内は県のホームページに掲載し、県庁や各地域振興局でも配布する。申し込みは五月八〜二十六日、インターネットの県電子申請サービスで受け付ける。書類での受け付けは本年度から取りやめた。

 (今井智文)

この記事を印刷する






コメントを残す