東京新聞:「ご神体」気動車すす払い 海浜鉄道キハ222形 ファンら20人が … – 東京新聞

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激しく傷んだ部分に気を使いながら汚れを拭き取る参加者たち=ひたちなか市で

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 ひたちなか海浜鉄道湊線で活躍したキハ222形気動車を「ご神体」として地元商店街に祭ろうと、市民団体「三鉄ものがたり」は三日、阿字ケ浦駅(ひたちなか市)に留め置かれている車両の清掃イベントを実施、湊線ファンら約二十人が雑巾やブラシで汚れを落とした。

 キハ222形は一九六二年に製造され、北海道の羽幌炭礦(はぼろたんこう)鉄道で運行した。鉄道の廃線に伴い湊線にやって来ると、七一年から二〇一五年まで、市民の足として走り続けた。雪国仕様を物語る運転席の旋回窓がそのまま残され、ファンの人気も高かった。

 車両は引退後、野ざらしのまま阿字ケ浦駅に残されており、潮風により腐食が急速に進んでいる。那珂湊地区の活性化に取り組んでいる三鉄ものがたりは、キハ222形を地域の資源として活用できないか模索。「長寿」「安全」の象徴として、本町通り商店街に安置することにした。

 この日、清掃に参加したファンらは、傷んだ部分が広がらないよう、細心の注意を払いながら丁寧に車両を磨き上げ、車内も雑巾で拭いた。鉄道が大好きという水戸市の小学二年吉田宗介君(8つ)は、父親の昭博さん(33)、母親の千野さん(30)、妹の紗英ちゃん(4つ)と参加。「すごくさびている」と往年の名車を気遣いながら、「車両に触ることができて楽しかった」と笑顔を見せていた。

 三鉄ものがたりは、車両の移設場所を決定した後、インターネット上で寄付を募るクラウドファンディングに乗り出す。佐藤久彰代表(47)は「車両の傷みが激しいので、早く計画を進めたい」と話していた。(越田普之)

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