静岡ツーリズムビューロー外国人誘客へ活動本格化 – @S[アットエス] by 静岡新聞

Home » インバウンド » 静岡ツーリズムビューロー外国人誘客へ活動本格化 – @S[アットエス] by 静岡新聞
インバウンド コメントはまだありません



三保松原を見学するフランスメディア。羽衣伝説や薪能に興味を示した=4月27日、静岡市清水区

 1月に開所した「静岡ツーリズムビューロー(TSJ)」(静岡市駿河区)が、海外メディアの招致など外国人観光客誘致に向けた取り組みを本格化させている。国土交通省の宿泊旅行統計によると、2016年の静岡県内の外国人宿泊者数は157万7370人で、爆発的に増えた15年から約16万人減った。勢いを取り戻せるか、静岡県全域のインバウンド(訪日外国人)観光戦略を担うTSJに期待がかかる。
 観光庁が推進する「日本版DMO」(観光地経営組織)の機能を担うTSJは県の主導で設置され、市場調査やデータ分析に基づいて効果的な誘客戦略を練り、「稼ぐ観光」を目指す。代表には、日本政府観光局や民間の観光マーケティング会社に勤務した府川尚弘氏(45)が就任した。
 3月はオーストラリアの人気料理番組のロケを招致した。同国はTSJの「重点市場」の一つ。データ分析で、訪日需要の高さに比べて静岡県への来訪者が少なく、旅行中の食事にかける金額が多いという特徴も分かり、PR素材に「日本の食」を選んだ。20を超える市町や事業者がロケ参加に手を挙げ、伊豆から浜松までの地産食材を紹介。1週間で8本分の番組が制作された。
 府川代表によると、TSJの役割は「商品を棚に並べて流通させること」。観光資源を生かして商品をつくるのは、あくまで地元の魅力を知る自治体や観光団体、事業者などだ。TSJは海外市場への営業や広報を通じ、その商品が売れる仕組みをつくる。要請があれば市町に赴き、マーケティングプランへの助言や人材育成などにも協力をする。
 4月にはフランスメディアの取材を受け入れた。今後も農林水産や港湾などさまざまな業界・地域と連携した誘致事業を打ち出していく。「静岡は日本の縮図のような多様さと陸空海のインフラがある。潜在力は十分」と府川さん。「魅力ある商品を売りたいという人と結びつき、成果を出したい」と語った。






コメントを残す