移住の若者が米作り 国府で6家族が有機栽培 – 中日新聞

Home » UIターン » 移住の若者が米作り 国府で6家族が有機栽培 – 中日新聞
UIターン コメントはまだありません

青空の下、田植えに汗を流す若者たち=高山市国府町金桶で

写真

 高山市や飛騨市に移住した若者と家族が、高山市国府町金桶の棚田で無農薬、有機栽培の米作りをしている。耕作放棄地となった田んぼを紹介した地元の不動産業白栗(はくぐり)勇さん(64)は「これをきっかけに田畑を耕してくれる人が増えれば」と期待している。

 米作りは、二年前に東京都台東区から、飛騨市古川町弐之町に移住した佐野朋之さん(44)が始めた。東日本大震災後、食の安全に対する関心を強め、義理の弟が住む高山市国府町に移住し、農業を始めた。地元の人たちの理解や、両市に住む他の移住者たちの協力も得て、田を耕さない「不耕起栽培」と冬の間も水を張る「冬季湛水(たんすい)」で取り組む。

 四日は白栗さんが以前、米作りをしていた約三十平方メートルの棚田で作業。参加したのは東京や兵庫県、名古屋市などからUIターンし、両市に移り住んだ六家族、約二十人。若い夫婦や子どもたちが一緒に水田に入り、手で苗を植えた。他の地元農家からも計約百五十平方メートルを借りており、機械も使いながら順次作業を進めていく。

 「軽い気持ちで始めたけど、安心安全なお米ができ、地元の人や移住してきた人とも交流できて、良いことばかり」と佐野さん。収穫した米は各家庭で食べたり、知人に販売したりしている。「空いた田んぼがあれば、もっとやっていきたい」と話している。

 白栗さんは「棚田は大きな機械を入れることもできず、手間もかかって大変だった。体力のある若い人が、一生懸命やってくれるのはありがたい」と笑顔を見せた。

 (戎野文菜)

この記事を印刷する

コメントを残す