外国人、来てくれるかな! アルタが「台詞」ない劇場 – 日本経済新聞

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 スタジオアルタは7月7日、訪日外国人をターゲットに据えた劇場「オルタナティブシアター」を東京・有楽町のマリオン内に開業する。映画館の「丸の内ルーブル」を改装した。日本語が分からなくても楽しめるように、台詞(せりふ)がほとんどない音楽劇を中心に上演する。和式トイレを残すなど日本のカルチャーも感じられるようにする。

有楽町マリオンにあった映画館「丸の内ルーブル」を改装した

日本のカルチャーを感じてもらうため、あえて和式トイレを残した

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、訪日外国人が一段と増えることが予想されている。スタジオアルタは、東京には外国人が楽しめる場所が少ないとみて新劇場の開設を決めた。観光地、東京の新名所となることを目指す。

 新劇場の延べ床面積は約1100平方メートルで、座席数は462席。投資額は約12億円。舞台はワイヤを使った宙乗りが可能な構造で、発光ダイオード(LED)照明で演出する。映像と演技などを組み合わせて見せるプロジェクションマッピングにも対応する。

 訪日客に日本文化を見てもらおうとトイレには和式を残した。映写室を楽屋に改装し、シャワー室、給湯システムなど、舞台裏は俳優が使える設備を整えた。

 新劇場では当面、自主企画の演目を上演する。こけら落とし公演は、自主企画の「ALATA(アラタ)」を上演。戦国時代の武将が2020年にタイムスリップし、夜の銀座で現代の女性に出会うというチャンバラパフォーマンスだ。全席指定で料金は8000円。公演は原則、1日2~3回で午後8時から上演する日もある。

 目新しい演出であれば、他社に劇場を貸し出すこともいずれ検討する。開業から来年3月までに観客数14万人、売り上げ12億円を目指す。米国ラスベガスでの公演など海外発信も考えている。

 スタジオアルタは新宿駅東口のビルで収録していたフジテレビ系バラエティー番組「笑っていいとも!」が2014年3月に終了。スタジオ跡は大型スクリーンを使った3D(3次元)映画館としている。田沼和俊社長は「東京は夜のエンターテインメントが少ないといわれる。既存事業をやりつつ、新たな劇場運営で売り上げを伸ばす」と話す。

[日本経済新聞朝刊2017年6月9日付]

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