50万円から参入可能。[貸し会議室ビジネス]がアツいワケ – ハーバー・ビジネス・オンライン

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 新宿駅西口からほど近い、ビルの1室。広さ17平方メートルの室内には2台の長机、6脚の椅子、ホワイトボードが設置されていた。

「会議や研修目的での利用が多いですが、人狼やボードゲームの会場、インターネットラジオの収録といった変わった需要もあります」

 備品を補充しながら、こう説明してくれたのが副業で貸し会議室を運営する、ハンドルネーム「ピーナッツ大家」ことまさおくん36歳だ。安い時間帯だと1時間500円で利用できるこの会議室、ワンコインという手軽さが利用者に受け、毎日何かしらの予約が入っているという。

新宿に開業した貸会議室。月に4万~6万円の利益が出るという

 普段は通信関連の会社で営業マンとして働くまさおくんが、サイドビジネスとして貸し会議室に取り組むきっかけは、自身の実体験に基づくものだ。

「営業で外回りをしていて、出先で打ち合わせスペースを確保するのに苦労していました。カフェは周りがうるさすぎたり、社外秘の話題を扱えなかったりと使い勝手が悪い。ルノアールの会議室を借りたりもしましたが、費用がかさみがちです。だから、価格が安い会議室には潜在需要があるはずだと考えました」

 従来の貸し会議室と比べ、同じ床面積なら半額程度で安価に利用できる、シェアリングエコノミー型の貸し会議室が、増加の一途を辿っている。

 低価格を最大の武器に、スマホによるマッチングも普及に一役買っている格好だ。国内最大級の貸し会議室・貸しスペースマッチングサービスを運営する「スペイシー」によると、同社が掲載する貸会議室数は2300室、累計の利用者は80万人を突破しており、月に10近い伸びを見せているという。

 サラリーマンが副業としてはじめるケースも多く、前出のまさおくんも小さな1室からはじめて、現在は都内で7室の貸し会議室を運営、月の手残り額は30~40万円ほどになる。

小資本と回収の速さが魅力

 サラリーマン業の傍ら、空き家再生事業にも取り組むまさおくん。

 他の不動産ビジネスと比較して、貸し会議室の魅力をこう語る。

部屋の清掃は外注に任せているが、たまに自分で巡回して清掃や備品補充を行う

「空き家再生事業の回収は早くても3年はかかります。最初にまとまったお金を投じた後は、資金の回復を待つ必要があり、簡単に規模を拡大できません。金融機関から借り入れするにしても金額の上限もあります。

 その点、貸し会議室は月によって売上の波はありますが、全体で均すと年間利回り80%のビジネスになっています。部屋によっては100%超、つまり初期投資を1年で回収し終えている部屋もあります。

 小資本で参入できて、不動産投資では難しい回収の速さが魅力です。もちろん、戸建賃貸にも安定入居などのメリットはありますが」




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