茨城県知事選告示 3候補、真夏の舌戦 – 日本経済新聞

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 任期満了に伴う茨城県知事選が10日、告示された。現職知事で最多の7選をめざす橋本昌氏(71)、元IT(情報技術)企業役員の大井川和彦氏(53)、NPO法人理事長の鶴田真子美氏(52)の3人が立候補を届け出た。選挙戦では日本原子力発電の東海第2原子力発電所の再稼働問題や多選の是非などが争点になる見通しだ。

 橋本氏は水戸プラザホテルでの出陣式後、正午すぎに水戸京成百貨店前で第一声を上げた。企業誘致の多さなどを引き合いに「いま茨城県は大変元気だ」と実績を強調した。少子高齢化が進む中「どうやって地域社会を維持するかが大きな課題だ」とも指摘。保育士の処遇改善や認知症対策などを進めると訴えた。

 「茨城は変わらなければならない」。大井川氏は午前10時すぎ、JR水戸駅南口で第一声をこう切り出した。旧通商産業省(現経済産業省)のほか、マイクロソフトやドワンゴなどIT関連企業で勤務したこともあり、官民での実務経験の多さなどをアピール。「リスクを取って民間の経営感覚を取り入れる」と訴えた。

 鶴田氏は午前10時半ごろ、つくばエクスプレス(TX)つくば駅近くの商業施設前で街頭演説に臨んだ。NPO法人の設立など児童虐待防止や動物愛護などに取り組んできた立場から、茨城県の福祉・医療・教育面での水準が低いと指摘。「憤りは私のなかで非常に大きい」と力を込めた。「全ての時間、お金、人脈を県民の命第一のやさしい政治のために発揮する」と約束した。

 知事選での争点の一つが東海第2原発の再稼働問題だ。橋本氏はこれまでよりも再稼働に慎重な姿勢に。「再稼働は認めない方針でやっていきたい」と述べた。鶴田氏も「知事選にチャレンジする第一の目的が東海第2原発の廃炉の実現だ」と主張。大井川氏は7月の記者会見で「県民の目線で考えるというのが公約だ」と話しており、再稼働についての姿勢は明示していない。

 「多選」の是非も問われる。1993年の初当選以降、橋本氏は6期24年にわたって県知事を務めてきた。大井川氏は3~4期を上限とする県知事多選禁止条例の制定を政策の一つに掲げている。鶴田氏も「県知事を変えないと命第一の県政にはならない」と主張している。一方、橋本氏本人は多選の是非について「県民が決めることだ」との見解を示している。

 投開票日は27日。現職か、新人か。有権者数245万人余り(9日時点)の明日を占う県知事選が始まった。






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