廃校、教育旅行拠点に 農業など体験型観光促進 猪苗代町 | 県内 … – 福島民報

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 猪苗代町は廃校となった旧山潟小を新たな人の流れを生む「人の駅」として、教育旅行などの拠点に活用する。町内の豊かな自然を生かした体験型観光の促進を軸に、農業体験などのグリーンツーリズム事業との連携を探る。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の風評被害が続く中、観光復興につなげる。

 町は来月初め、校舎の改修工事に着手する。鉄筋コンクリート3階建て校舎1、2階部分の延べ床面積約2600平方メートルを改装する。1階は給食室を再利用した調理室や食堂などに改修して宿泊室を整え、仮眠や休憩などの利用もできるようにする。1、2階ともシャワー室を備える。約6000平方メートルの校庭は整地し、体験活動などに活用する計画だ。2階の6つの教室には、Wi-Fiなどのインターネット環境を整えシェアオフィスなどへ転用していく。
 旧山潟小は2006(平成18)年、創立から133年の歴史に幕を閉じた。49号国道沿いにあり、JR磐越西線上戸(じょうこ)駅まで徒歩5分と利便性に優れている。猪苗代湖上戸浜まで徒歩2分で、山頂から猪苗代湖と磐梯山を一望できる五万堂山(794メートル)に近く、教育旅行の拠点として湖水浴やキャンプ、登山が楽しめる。冬場は最寄りのスキー場まで車で約10分と体験型観光の好立地だ。
 町は来月中旬にも施設の運営管理者を町ホームページなどで公募する。事業趣旨に沿った団体などを対象に11月ごろ、賃貸借契約を結び、来年3月ごろの供用開始を目指す。
 町内の青年団体と協力して地域づくりに取り組む福島大経済経営学類の則藤孝志准教授は「新たな拠点を生かし、食文化や農産物など優れた地域資源を体験型の観光に結び付けてほしい」と期待を寄せた。前後公町長は「かつて子どもたちでにぎわった場所を起点に、地域全体のにぎわいづくりにつなげたい」と語った。
 県内有数の観光地の猪苗代町は震災前の2010年は約210万人の観光客が訪れた。しかし、2016年は約166万人と震災前の7割だった。町は宿泊費を一部補助する宿泊券の発行などを通して観光産業の復活に向けた基盤整備を急いでいる。

※人の駅
 猪苗代町が「旧山潟小学校人の駅構想地域再生計画」として位置付けた。内閣府の地方創生拠点整備交付金を得て旧山潟小を「人の駅」に整備し、町全体の活性化を進める。2017(平成29)年度予算に校舎の改修費5600万円を計上した。

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「人の駅」として新たな交流拠点に生まれ変わる旧山潟小
「人の駅」として新たな交流拠点に生まれ変わる旧山潟小



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