世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index 2017)東京は3 … – 時事通信

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Oct. 12, 2017 04:00 UTC

弱みを改善し「交通・アクセス」「文化・交流」のスコアが伸長

東京–(BUSINESS WIRE)– (ビジネスワイヤ) — 一般財団法人森記念財団 都市戦略研究所(所長:竹中平蔵)が、2008年より調査・発表している「世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index, GPCI)」の2017年の結果がまとまりました。GPCIは、世界の主要44都市を対象に、都市の力を表す様々な分野を総合的に評価した日本初のランキングであり、今年で10回目を迎えました。この10年間のスコアの変遷から、“東京の課題と可能性”が見えてきましたので、報告いたします。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。: http://www.businesswire.com/news/home/20171011005419/ja/

44都市ランキング(画像:ビジネスワイヤ)

44都市ランキング(画像:ビジネスワイヤ)

東京は3位を維持、スコアを伸ばし2位のニューヨークに迫る
昨年初めてトップ3に入った東京は、上位2都市であるロンドン、ニューヨークと比べてやや弱かった「交通・アクセス」や「文化・交流」の分野での評価を高め、2位のニューヨークとのスコア差を縮めた。「文化・交流」では「海外からの訪問者数」、「交通・アクセス」では「国際線直行便就航都市数」が東京の総合スコアを高めた主たる要因である。

ロンドンは高い総合力で、他都市を大きく引き離す
6年連続で1位を維持したロンドンは、昨年からさらにスコアを伸ばし、他都市を大きく引き離した。「文化・交流」は昨年同様高く評価されており、「食事の魅力」や「海外からの訪問者数」などのスコアが伸び続けている。英国のEU離脱が今度首都ロンドンにどのような影響を及ぼすかは未知数ではあるが、人口が増加し、大規模都市開発が続いているロンドンの総合力は、当面の間は伸び続けると予想される。

経年分析で明らかになった“東京の可能性”
2007-2008年の世界金融危機以降、数年間にわたって都市力を落としていたロンドンは、2012年の五輪を機に都市力を回復軌道へと乗せることに成功し、さらに五輪以降も着実にスコアを伸ばし続けている。2020年に五輪を控えている東京は、ロンドンと同じ成長カーブを描くことができれば、近い将来にニューヨークを抜いて2位に躍り出る可能性も見えてきた。

世界一の都市を目指す東京の課題

トップ2都市との比較から見える東京の課題
東京は、1位のロンドン、2位のニューヨークと比較すると、「文化・交流」分野のスコアに大きな差がある。具体的には、ハイクラスホテル客室数などの「受入環境」や、文化・歴史・伝統への接触機会などの「文化資源」で大きく引き離されている。また、経済分野の「市場の魅力」や交通・アクセス分野の「国際交通ネットワーク」もこれら2都市の水準には達していない。東京がさらに総合力を高めて世界一の都市になるためには、「経済」および「交通・アクセス」分野における弱みを克服しつつ、「文化・交流」分野のスコアを大幅に高めていく必要がある。

分野別ランキングから見える東京の課題
昨年の分野別ランキングと比較すると、東京は「文化・交流」が5位から4位へ、「交通・アクセス」は11位から6位へと順位を上げた。その理由として、「文化・交流」は、「海外からの訪問者数」や美術館・博物館などの「集客施設」の増加があげられる。また、「交通・アクセス」では、昨年まで「国際線旅客数」としていた指標を「国内・国際線旅客数」へ変更したことによるスコア増や、「国際線直行便就航都市数」や「通勤・通学の利便性」においてスコアをあげたことなどが主な要因である。一方、「経済」は1位から4位へ、「居住」は6位から14位へ順位を下げた。「経済」は上位都市と比べてGDP成長率が低いことや、為替変動(円安)が影響したこと、「居住」では新たに追加した「社会の自由度・公正さ・平等さ」、「メンタルヘルス水準」の指標で評価を伸ばせなかったことが理由である。

分野別ランキングトップ15(東京は2016→2017の順位を記載)

経済 研究・開発 文化・交流 居住 環境 交通・アクセス
1 ニューヨーク 323.2 1 ニューヨーク 183.7 1 ロンドン 333.1

1

ベルリン

369.3

1

フランクフルト

200.1

1

パリ

245.3

2 ロンドン 301.6 2 ロンドン 165.1 2 ニューヨーク 233.1

2

アムステルダム

363.7

2

チューリッヒ

197.5

2 ロンドン 244.0

3

北京

295.6

3 東京 2位→3位 162.9

3

パリ

217.3

3

ストックホルム

359.2

3

シンガポール

191.4

3

上海

224.0

4 東京 1位→4位 294.3

4

ロサンゼルス

148.9

4 東京 5位→4位 186.3

4

ウィーン

358.6

4

ジュネーブ

191.3

4 ニューヨーク 221.1

5

上海

256.0

5

ソウル

126.5

5

シンガポール

180.9

5

フランクフルト

358.4

5

ストックホルム

190.5

5

香港

206.7

6

チューリッヒ

243.7

6

シンガポール

125.4

6

ベルリン

158.1

6

バルセロナ

352.6

6

ウィーン

189.6

6 東京 11位→6位 206.1

7

香港

242.7

7

ボストン

119.5

7

北京

155.0

7

パリ

350.5

7 ロンドン 188.0

7

アムステルダム

201.6

8

シンガポール

239.3

8

シカゴ

113.6

8

ウィーン

148.9

8

マドリッド

348.3

8

コペンハーゲン

187.7

8

フランクフルト

201.2

9

シドニー

231.5

9

サンフランシスコ

112.1

9

ドバイ

141.9

9

バンクーバー

344.7

9

シドニー

177.4

9

シンガポール

197.5

10

ソウル

227.9

10

パリ

104.4

10

シドニー

135.2

10

コペンハーゲン

342.0

10

バンクーバー

174.3

10

ソウル

192.8

11

ドバイ

216.5

11

香港

96.4

11

ソウル

134.0

11

トロント

342.0

11

ベルリン

172.8

11

イスタンブール

191.1

12

パリ

211.9

12

大阪

87.2

12

バルセロナ

133.9

12

ミラノ

338.9

12 東京 12位→12位 172.4

12

モスクワ

181.5

13

サンフランシスコ

210.4

13

ベルリン

79.7

13

バンコク

132.1

13

福岡

334.0

13

アムステルダム

172.2

13

ドバイ

177.0

14

ストックホルム

209.8

14

北京

77.9

14

アムステルダム

131.7

14 東京 6位→14位 332.8

14

サンパウロ

172.0

14

シカゴ

168.0

15

ジュネーブ

204.8

15

ワシントンD.C.

75.5

15

ブリュッセル

131.5

15

チューリッヒ

329.2

15

台北

167.9

15

北京

158.9

GPCI 実行委員会 委員長
竹中 平蔵  東洋大学 教授/慶應義塾大学 名誉教授/森記念財団都市戦略研究所 所長
東京がロンドンを抜いて世界1位の都市になるためには、ロンドンよりも高い成長力を中長期的に維持していく必要がある。そのためには、既成概念にとらわれず、官民が連携してイノベーションを起こすための規制改革を、積極的かつ持続的に行っていくことが求められる。東京五輪という国家イベントを改革のアクセラレーターとし、東京にビジブル(可視的)な変化を起こしていくことが期待される。

GPCI 作業委員会 主査
市川 宏雄  明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科長・教授/森記念財団 理事
東京に関して過去10年間を振り返ると、トップ2都市と比べてやや弱かった「交通・アクセス」や「文化・交流」の分野で評価を高めてきた結果、2016年にパリを抜いて3位になり、今年も総合スコアを更に伸ばしたことで、2位ニューヨークとの差を縮めることができた。過去6年間1位を維持してきた「経済」に関しては、GPCI-2017で4位まで順位を落としたものの、全分野において高いスコアを得たことで、バランスの取れた都市となってきた。

森記念財団のホームページにて、結果の要点をまとめた「GPCI-2017概要版」のPDFおよびGPCI10周年記念動画を公開しています。他にも、東京都知事をはじめ、ロンドン市長、ソウル市長、アムステルダム市長、ウィーン市長から頂戴したコメントも掲載しております。詳しくは森記念財団ホームページをご覧ください。
http://www.mori-m-foundation.or.jp/ius/gpci/

世界の都市総合力ランキング(Global Power City Index, GPCI)とは
世界的な都市間競争の下で、より魅力的でクリエイティブな人々や企業を世界中から惹きつける、いわば都市の“磁力”こそが「都市の総合力」であるとの観点に立ち、世界の主要44都市の総合力を評価し、順位付けしたランキングです。森記念財団都市戦略研究所は、2008年に初めてGPCIを発表して以来、毎年新たな調査をもとに、そのランキングを更新してきました。現在では、代表的な都市指標のひとつとして高い評価を得ており、さまざまな場所で政策・ビジネス戦略の参考資料として用いられています。※※この調査結果により、世界の諸都市が持つ魅力や課題を再認識いただき、都市政策や企業戦略の立案に役立てていただきたいと考えております。

2017年より2都市追加
※※「日本再興戦略 2016」(2016年6月2日閣議決定)において、「都市の競争力の向上と産業インフラの機能強化」の施策を評価するKPI(Key Performance Indicator)として「2020 年までに、都市総合力ランキングにおいて、東京が3位以内に入る。」と記載。東京都の「都民ファーストでつくる『新しい東京』~2020に向けた実行プラン~」(2016年12月策定)や「都市づくりのグランドデザイン」(2017年9月1日公表)では、GPCI1位を将来目指すべき状況としている。






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