県中部地震1年・・・上を向いて歩いていく – 読売新聞

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 ◇倉吉で福興祭、被災者ら決意新た

 「地震に負けず、前に進もう」――。県中部地震から丸1年となった21日、倉吉市内で街の復興を願う「鳥取中部福興ふっこう祭」が開かれた。被災者らは街の再生をアピールし、復興への決意を新たにした。(岩倉誠、滝口憲洋)

 市中心部の倉吉銀座商店街振興組合などでつくる実行委が企画。平井知事が「震災1年を機に、上を向いて歩いていこう」とあいさつした。市立西中1年の尾崎南美さん(13)は被災体験を発表。地震直後、物資が不足し、給食も滞ったことなどに触れ、「日常の中にこそ幸せがあると気づいた。生きていく上で、大切なことを学んだ」と語った。

 地震発生時刻の午後2時7分には、発生日にちなんだ1021個の風船を空に放った。白壁土蔵群の周辺を歩く「福興ウォーク」では、県内外から約200人が参加。同市福庭町の主婦、戸田英子さん(70)は「倉吉で生まれ育った。被災直後の姿から復興に向かっている街並みに胸が熱くなる」と感動した様子だった。

 夕方には、琴浦、北栄、湯梨浜各町で被災者らが製作した竹灯籠約700本に明かりがともされ、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。湯梨浜町の地域おこし協力隊員、辺美礼さん(31)は「復興に向かう町に、明かりをともし続けたい」と話した。

 白壁土蔵群でワイン専門店を経営する今村憲治さん(59)は「たくさんの人に『被災地は元気』と感じてもらい、今まで以上の活性化につなげたい」と力を込めた。

 県によると、20日現在、地震による人的被害は重軽傷25人、住宅被害は全半壊330棟、一部損壊1万5062棟。県や被災市町が無償提供する公営住宅には、自宅の再建が遅れているなどで今も48世帯117人が仮住まいを続けている。






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