長井の特産品「行者菜」通年出荷へ – 河北新報

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長井の特産品「行者菜」通年出荷へ

雪室で長期保存した株を促成栽培し、初めて今月出荷されている行者菜

 これまで初冬だけ出荷できなかった長井市の特産品「行者菜(ぎょうじゃな)」が、今年は古株を雪室で長期保存して萌芽(ほうが)を調整することで、市内の産直施設で販売できるようになった。生産者グループの代表が試験的に行った栽培方法で、本格的な通年栽培に踏み切るにはコスト面などで課題も多いという。

 行者菜は通常、露地で5月から9月まで、ハウスで春と冬に栽培される。12月から出荷される冬物は、5、6年経過した古株を10月に地中から取り出し1カ月雪室で保存した後、ハウスで促成栽培してきた。
 今回は昨年12月に掘り出した株を今年10月まで雪室で長期保存し、11月の出荷に間に合うよう調整した。
 生産者の遠藤孝志さんは「冬の間は雪に埋もれる露地ものの休眠状態を、雪室で保つことができた」と話す。雪室で長期保存した計100株を、下地に電熱線を敷いた8平方メートルの小さなハウスで促成栽培。12月末まで最大3回の収穫で計50キロを出荷できそうだという。
 行者菜は市内の飲食店から年間を通じて需要がある。出荷時期の調整に成功したことで通年供給に一歩近づいた形だが、雪室や電熱線の使用でコストがかさむことから、遠藤さんのほかに取り組む生産者が今後現れるかどうかは不透明だ。
 行者菜は山菜の行者ニンニクとニラの交配種で、同市の農家グループ7人が2007年に全国で初めて栽培し売り出した。
 本年度は長井市などが5カ年計画で「行者菜100人プロジェクト」を始動させ、出荷量拡大を目指している。

2017年11月14日火曜日






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