丹波の緑をつぼに表現 青垣の男性2回目の日展入選 – 神戸新聞

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 兵庫県丹波市青垣町遠阪で陶芸に励む山口匡弘さん(77)が手掛けたつぼ「萌む」が「改組新第4回日展」の工芸美術部門で入選した。新緑の芽吹きをエメラルドグリーンのグラデーションで表現しており、山口さんは「試行錯誤を重ねてたどり着いた緑色が評価してもらえてうれしい」と声を弾ませる。日展入選は2回目。

 山口さんは、1995年に現住所地に古民家を購入し、2005年に大阪府箕面市から移住。妻が自給自足の生活を目指して始めた農業を機に「食器も手作りしよう」との意気で自宅の敷地内に工房を建てて以来、陶芸の難しさと奥深さにのめり込んでいったという。

 縦約50センチ、横約30センチの入選作品は「色で勝負したい」と形状をあえてシンプルに。丹波の自然から着想を得たという緑色を出すために3種類の上薬を重ね塗りしている。理想の色合いを目指して2年以上試作を繰り返した。

 篠山市の兵庫陶芸美術館や大阪市立美術館などで開かれる美術展に毎月足を運び作陶のヒントを得るなど、創作意欲を燃やす山口さんは「来年以降も連続入選を狙いたい」と意気込んでいる。「萌む」は日展入選作として東京や大阪など各地で展示された後、来年4月には山口さんの手元に戻り、自宅のギャラリーに飾られる。(大田将之)






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