日本ユニシス社長が語る「デジタル変革に向けた事業構造の転換」 – ZDNet Japan

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 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、日本ユニシスの平岡昭良 代表取締役社長と、米Gartnerの Sandy Shenリサーチディレクターの発言を紹介する。

「業種を越えたビジネスエコシステムづくりに注力したい」
(日本ユニシス 平岡昭良 代表取締役社長)


日本ユニシスの平岡昭良 代表取締役社長

 日本ユニシスが先頃、2017年度上期(2017年4~9月)連結決算と、同年度(2018年3月期)まで3カ年の中期経営計画の取り組み状況について記者説明会を開いた。平岡氏の冒頭の発言はその会見で、「デジタルトランスフォーメーションを加速するために」と前置きして語ったものである。

 日本ユニシスでは3カ年の最終年度を迎えた中期経営計画において、「デジタルイノベーション」「ライフイノベーション」「ビジネスICTプラットフォーム」の3つ領域に注力してきた。

 平岡氏はそれぞれのポイントとして、デジタルイノベーションでは「金融機関向け顧客接点系フロントソリューションの強化」「子会社のキャナルペイメントサービスによる決済サービス網の拡大」、ライフイノベーションでは「観光活性化や地域密着型サービスにより地方創生を推進」「シェアリングエコノミー領域でのエコシステムの拡大」、ビジネスICTプラットフォームでは「ビジネスモデルの変革を進め、サービス型ビジネスへシフト」を挙げた。

 今回発表された決算内容については発表資料をご覧いただくとして、ここでは平岡氏の冒頭の発言に注目したい。同氏は図を示しながら、次のように語った。


図:日本ユニシスのビジネスエコシステム

 「この図は日本ユニシスグループが提携している主なサービスやビジネスの取り組みをイメージしたものだ。個別のサービスやビジネスがつながり、線が面になり、面同士もつながって広がってきているのがお分かりいただけるだろう。これらの取り組みのほとんどがデジタルトランスフォーメーションだ。当社はこうした業種・業界を越えたビジネスエコシステムを発展させていくカタリスト(触媒)役を果たし、オープンイノベーションによって新しいビジネスをどんどん創出していきたい」

 冒頭の発言はこのコメントのエッセンスである。とはいえ、同社の重点領域からすると、デジタルトランスフォーメーションに深く関わるのはデジタルイノベーションとライフイノベーションだが、この2つの領域は同社の事業全体の売上高の割合でまだ1割強といったところだ。この割合を例えば3年後にどれくらい引き上げたいと考えているのか。会見の質疑応答でそう聞いてみると、平岡氏は次のように答えた。

 「もちろん増やしていくが、それとともに今、ビジネスICTプラットフォームの領域でもデジタルトランスフォーメーションへの対応が求められるようになってきた。この点でもビジネスエコシステムを力強く推進していきたい」

 次の中期経営計画となる3カ年で、日本ユニシスは大きく変わるのではないか。平岡氏の話を聞いていてそう感じた。






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