農家民宿 増えてます 県内の田舎体験人気 – 中日新聞

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餅つき体験する宿泊者ら=能登町の春蘭の里で(春蘭の里実行委員会提供)

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22、23日開業セミナー

 素朴な田舎体験ができる農家民宿が県内で増えている。二〇一一年六月に「能登の里山里海」が世界農業遺産に認定されてから広がり、昨年十二月現在で、過去最高の七十一軒に上る。農家民宿による地域づくりを考えている人や既に開業している人ら向けに県は二十二、二十三両日に能登地方でセミナーを開き、「もてなしの心」を深める。(沢井秀和)

 県内で農家民宿は〇三年に能登町の五軒で始まった。農家民宿がまとまってある「春蘭(しゅんらん)の里」(能登町宮地が中心)が修学旅行生を本格的に受け入れたこともあり増加。一二年には三十四軒だったが、現在はこの二倍を超える。

 七十一軒の内訳は、能登町が四十五軒で最も多く、珠洲市の八軒、穴水、志賀各町それぞれ六軒が続く。このほか、輪島市、七尾市の各二軒、中能登町に一軒があり、能登地方以外では小松市に一軒ある。

 一日一組だけを受け入れ、季節の味覚でもてなす「春蘭の宿」(能登町)、浜に近く磯釣り体験もできる「ふるきみ」(穴水町)、栽培したシイタケ、主人の釣った魚を堪能できる「しいたけ小屋ひろ吉」(珠洲市)など、それぞれに持ち味がある。

 宿泊情報サイトや口コミでその魅力が伝わり、ファンが増えているという。

 二十二日のセミナーは午後二時からラピア鹿島(中能登町)であり、開業する際に必要な設備、改修の説明が予定されている。二十三日は午後二時からのと里山空港ターミナルビル(輪島市)で開かれ、既に開業している人、参加者らによる意見交換会も計画されている。参加費は無料だが、十五日までに申し込みが必要。(問)県里山振興室076(225)1629

農村再生につながる

春蘭の里事務局長

 47軒の農家民宿でつくり、年間1万6000人が訪れる春蘭の里で実行委員会事務局長をしている多田喜一郎さん(69)の話 「ホテルでは東京もニューヨークも同じ。農家民宿に泊まってこそ日本伝統文化を楽しめる」。外国人の宿泊客はそう言う。日本人の宿泊客は「スーパーにない味、ほかにない体験ができる」と話してくれる。互いに語り合い、ふれあうことができるのは宿泊者を1日1組に限っているから。元気なお年寄りたちが農家民宿で1カ月に40万円の売り上げを出せば、若者たちや外国人が担い手としてやって来る。能登地方で生活できる土台が農家民宿と信じている。それが魅力ある農村の再生につながっていく。

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