飛騨小坂の魅力を英語で…移住の通訳が講師に – 読売新聞

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 滝巡りと温泉で知られる御嶽山麓の観光地、飛騨小坂(下呂市小坂町)の魅力を外国人にアピールしようと、観光関係者らが英会話学習に励んでいる。講師は昨年8月、地域おこし協力隊員(市臨時職員)として小坂町に移住した佐々木礼子さん(39)。英語とポルトガル語の2か国語で、通訳案内士の国家資格を持つ元キャリアウーマンだ。

 英会話教室は昨年12月にスタートした。週1回2時間で、旅館女将おかみや商店主、商工会職員など20人余が受講する。「おもてなし英会話」と銘打ち、「文法より実践で使えることを目指す」と佐々木さん。

 「お待ちしていました」「靴を脱いでスリッパをどうぞ」「何かお探しですか」――。女将や商店主らに必要な会話を毎回ピックアップ。活火山、日本一数が多い滝、温泉の特徴である炭酸泉など、この地域ならではの英単語も紹介する。参加する旅館女将グループ「小坂の炭酸泉シュワシュワ会」(10人)代表の伊藤博子さん(60)は「外国人宿泊客が目立ち始めた。身ぶり手ぶりでは限界があり、少しでも覚えて外国人をもてなしたい」と話す。

 静岡県出身の佐々木さんは京都外国語大を卒業後、大手物流会社に就職し、語学力を生かして自動車部品の輸出業務などに従事。名古屋市の関連会社で働いていた5年前、滝巡りを体験して美しい自然のとりこになり、2年前からは月1度通って滝巡りツアーで通訳をしたり、歩道の整備を手伝ったりしてきた。「大自然の魅力を外国人にも伝えたい」と思い切って退社、通訳として生きる道を選んだという。

 地域おこし協力隊員として現在、飛騨小坂観光協会を拠点に、滝巡りツアーの通訳のほか各種パンフレットやホームページの英訳などに当たっている。滝巡りの外国人はまだ年間数十人。町内の外国人宿泊客も全体の1~2%程度だ。佐々木さんは「地球の息吹が体験できる自然と火山の恵みである温泉を、住民と協力して外国人にPRしていきたい」と意気込んでいる。(伊藤幸典)






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