岩国の廃校で映画祭 24日、岩国高卒業生が企画 : 地域 : 読売新聞 … – 読売新聞

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 映画館のない故郷で映画祭を開き、地元を元気づけたい――。東京で暮らす県立岩国高校の卒業生たちが24日、岩国市土生はぶの旧河内中学校で手作りの映画祭「asoviva! cinema」を開く。今後も年1回のペースで開催する予定で、自然豊かな岩国の景観を生かした屋外での上映も検討している。(島田愛美)

 企画したのは、岩国高で同級生だった女性5人が結成した「いわくにまるごとasoviva!プロジェクト実行委員会」。会場となる旧河内中(1998年に廃校)の卒業生で元広告会社員の西村郁江さん(36)が発起人で、他の4人はウェブデザイナーやパン職人。5人とも進学で古里を離れ、東京で就職、結婚した。現在は男性が1人加わり、メンバーは6人。

 岩国商工会議所によると、同市内には1980年代、少なくとも7軒の映画館があったが、次々と閉館。最後に残った岩国駅前の商店街の映画館も、2012年9月に営業を終えた。商店街の人通りが少なくなったと感じた西村さんが同級生らに地元の活性化を呼びかけ、実行委を作った。

 15年1月から月1回の会合を重ね、幅広い世代が参加できる映画祭の企画が持ち上がった。メンバーは関東で開かれた複数の映画祭を見学し、必要な機材やスクリーンの素材、運営方法について調べた。

 映画祭では、体育館に実行委が手縫いしたスクリーン(縦6メートル、横8メートル)を設置。午後3時から防府市出身の芥川賞作家・高樹のぶ子さんの自伝的小説が原作の「マイマイ新子と千年の魔法」など国内外のアニメ作品8本を上映する。

 地元住民も開催に協力。正午から、運動場で地元のパン屋や雑貨店などが出店し、ガラス工房による器作りや、花屋が教える苗の寄せ植えといったワークショップも開く。同中の卒業生や自治会は会場設営や交通整理などをボランティアで手伝う。

 市民主導の映画祭は近年、全国で広がっている。広島県の生口いくち島と高根島の海岸で12年から開かれている「瀬戸田映画祭」、福岡県糸島市の公園で昨年5月に初開催した「糸島映画祭 いとシネマ」など、自然豊かな景観を生かした野外の映画祭も多い。同実行委も将来的には、錦帯橋の河原や瀬戸内海を望む海岸などでの開催を目指すという。

 西村さんは「地元を離れて暮らしているからこそ、古里の情景に魅力を感じる。地元の人だけでなく、岩国にゆかりのある人みんなが楽しめる空間を作りたい」と意気込んでいる。

 前売り券1000円、当日券は1200円。高校生以下は無料。チケットは映画祭のホームページ(http://iwakuni-asoviva.com/)から購入できる。問い合わせは同実行委(090・7006・7916)へ。






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