無人駅パン店 過疎に光 – 読売新聞

Home » 町おこし » 無人駅パン店 過疎に光 – 読売新聞
町おこし コメントはまだありません



 ◇益田・石見津田駅 オープン

 ◇地元協議会 焼きたて店内でも

 無人駅のJR石見津田駅(益田市津田町)で、事務室が改修され、ベーカリー「ほっとひとえきパンカフェ『H☆T』(はぁと)」がオープンした。運営する地域自治組織「安田地域づくり協議会」は、駅を住民や地域外から訪れた人たちとの交流の拠点にし、町のにぎわいの復活を目指す。(立山光一郎)

 JR西日本米子支社によると、県内の無人駅では、空きスペースを産直市など交流の場や事務所などに活用する例はあるが、ベーカリーは珍しいという。

 昨年10~12月、約2300万円をかけて製造設備やカウンターなどを整備。当日焼き上げた菓子パンや食パンなど20~25種類、約250個のほか、コーヒーなど飲み物を販売し、店内で飲食もできる。

 同駅は海岸に近く、かつては周辺に商店が並び、買い物客や海水浴客らでにぎわったが、過疎化が進み、現在では、駅の乗降客数も1日約40人にまで減った。このため、地域住民は地域外での買い物を余儀なくされている。

 過疎化が進む中でも住み続けられる地域作りを検証する総務省の2017年度の「地域の暮らしサポート実証事業」に、ベーカリーの運営や買い物支援のためのバス運行などを行う同協議会の事業が採択された。同店を3月に10日間、仮営業したところ、全日商品が完売するなど好評だったため、18年度から本格的に運営することにした。

 同協議会は今後、市が進める自転車によるまちづくりに連動し、同駅をサイクリストの休憩所とすることや、同駅での産直市の開催なども検討している。

 同協議会の沢江佑三会長(71)は「コーヒーも出せるので、会合に利用してもらうなど、みんなが集まることができるにぎやかな場所にしていきたい」と話している。

 同店の営業は木~日曜の午前11時~午後3時だが、商品が売り切れ次第、販売は終了。問い合わせは同店(0856・27・0960)。






コメントを残す