祖父から農業継承 会社設立、多角経営へ 米に頼らず収入確保 6次化認定国から支援 広島県三次市 安田剛さん(27) – 日本農業新聞

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条件不利地も借り受け君田の農地を守る役目を担う安田さん

 広島県三次市君田町の安田剛さん(27)は、祖父から農業を継承して会社を立ち上げ、町の農業をけん引する。祖父から引き継いだ田で米を作る一方、白ネギを導入して秋冬の収益源にする。もち麦生産にも挑戦し、3月には6次産業化に関する国の事業計画認定を受けるなど、米に頼らない多角経営を目指す。

 同町で生まれ育った安田さんは、高校時代まで野球に明け暮れる傍ら、祖父の正壮さんの米作りを手伝っていた。トラクターやコンバインを乗りこなし、繁忙期の戦力として頼りにされていた。

 就農を考えるきっかけは、大学2年の夏休み。実家から大学がある広島市に戻る際、正壮さんから「もう少しおって、手伝ってほしい」と頼まれた。「75歳で12ヘクタールもの田を管理し、体は限界だったと思う。学業を続けている間に農業を畳んでしまうのではないかと、不安になった」と剛さん。退学の道を選ぶのに迷いはなかった。

 正壮さんから技術を学びながら事業承継を進め、15年に合同会社安田農産を設立。親や妻の助けを借りて事業を広げ、米の作付けは20ヘクタールに増えた。

 黒ボク土で水はけが多い利点を生かし、14年から白ネギの生産を始め、現在は60アールに広げた。「従業員を雇うことを想定して11~2月の収入源に育て、米に依存しない経営を確立したい」と狙いを語る。

 17年からは遊休農地で、寒冷地に適したもち性大麦「はねうまもち」にも挑戦する。君田の新たな特産に育てようと「六次産業化・地産地消法に基づく事業計画」を国に提出。3月に認定を受け、精麦機の導入や販売促進の支援を受ける。

 6次化を応援する人材として国が都道府県に設置する「6次産業化プランナー」を務める古川充さん(64)は「若者らしい素直さと、君田の農業に対する熱い思いを持った経営者だ」と期待。販路開拓や売り方の提案で支えていくという。






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