若手の発想でヒット 特産ブドウで6次化商品 80万袋販売 想定の10倍超 JA山形おきたま – 日本農業新聞

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木村組合長(右から3人目)と商品開発について話し合う若手職員ら(山形県川西町で)

 山形県のJA山形おきたまは、6次産業化商品を開発する若手チームを編成し、管内特産のブドウを使ったヒット商品を生み出した。大手メーカーなどと共同でグミを開発。2016年末の発売から現在までに、想定の10倍を超す80万袋を売り上げた。若者の柔軟な発想と外部の専門家との連携を通じ、特産品の特徴である甘酸っぱさと香りを最大限生かしてヒットに結び付けた。

 JAは管内農産物を全国にPRしようと、16年から6次化商品の開発に着手。木村敏和組合長の直轄で専門チームを結成した。若者の発想を生かすため、各部署から選抜した20、30代の若手職員10人で検討を始め、さらに外部アドバイザーとして地元食品会社の元社長を招いた。

 チームは管内特産の「デラウェア」に着目。「グミにしてはどうか」という意見が出た。

 木村組合長の「内野安打ではなく場外ホームランを狙うつもりで」「JAの枠組みにとらわれず一流と組む」の指示を踏まえ、地元スーパーを通じて大手菓子メーカーのUHA味覚糖と連携。「デラウェア」を強く感じてもらえるよう、袋を開けた時に広がる香りと甘酸っぱい味わいの商品が完成した。

 商品のインパクトを出すため、パッケージも重視。地元の東北芸術工科大学デザイン工学部の中山ダイスケ教授(現学長)に依頼し、白地に紫色の果実の絵が浮かぶデザインが出来上がった。

 当初は地元で6万袋を目標に販売。予想以上の反響を呼び、全国のコンビニエンスストアでも販売して80万袋が売れた。

 管内の高畠町のブドウ農家、近野裕一さん(58)は「日本一のデラウェアの産地だが、主に関西方面では知名度が低かった。イメージアップにつながり、生食の消費拡大にもつながるのでは」と期待を寄せる。

 チームは定期的に集まり、新たな商品開発の検討を続けている。17年末には「デラウェア」のノンアルコールワインを発売し、売れ行きは好調だ。木村組合長は「6次産業化の土台を築くことができた。今後も新商品を生み出したい」と意欲を見せる。






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