30歳 本州-四国の観光・経済に大きな影響 – 毎日新聞

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本州と四国を結ぶ三つの自動車道の概要



 本州と四国を初めて陸路で結んだ「瀬戸大橋」(全長9・4キロ)が10日、開通から30年を迎えた。その後は、明石海峡大橋(1998年)やしまなみ海道(99年)が開通。三つの本州四国連絡橋は、四国の市民生活や観光・経済に大きな影響を与えた。【小川和久】

淡路島にも人を呼び

 瀬戸大橋の工事費用は約1兆1200億円で、当時の最新技術を投入。つり橋のケーブルをサビから守る「ケーブル送気乾燥システム」は、レインボーブリッジ(東京都)や、ボスポラス橋(トルコ)にも採用された。

 瀬戸大橋は道路と鉄道を併用した橋では世界最大級。6橋によって岡山県と香川県を結んだ瀬戸中央自動車道は累計1億7000万台(2018年3月現在)の車両が通行した。

 明石海峡大橋、大鳴門橋による神戸淡路鳴門自動車道は兵庫県と徳島県を結び、淡路島にも人を呼び込んだ。9橋によるしまなみ海道(西瀬戸自動車道)は広島県と愛媛県を結び、自転車を利用する観光客も増えた。

 瀬戸大橋など3橋開通などの影響で、四国と本州を結ぶ航路は、88年の39航路から8航路に激減。四国4県での工場立地件数は、大橋開通前年(87年)の88件から、90年には214件に増えたが、その後は減少傾向にあり、四国への経済効果は限定的との見方もある。

秘境に外国人導く 徳島・祖谷、宿泊者5年で8倍

祖谷のかずら橋を渡り記念撮影する外国人観光客=徳島県三好市で2018年4月8日、大坂和也撮影

 瀬戸大橋など本州四国連絡橋の開通で、四国では「インバウンド(訪日観光客)」が大幅に増加。風光明媚(めいび)な「秘境」で知られる、徳島県三好市の大歩危(おおぼけ)・祖谷(いや)地区のつり橋「祖谷のかずら橋」でも外国人の姿が目立ち、英語や中国語など多様な言語が飛び交っている。

 米大手旅行雑誌「トラベル+レジャー」が昨年、同地区を「訪れるべき旅行地」として掲載。地元の「大歩危・祖谷いってみる会」の調べでは、2012年に2232人だった外国人宿泊者数は、17年には約8倍の1万8847人にまで増えた。半数以上は香港からの観光客だった。

 三好市観光課によると、広島県や岡山県からレンタカーで瀬戸大橋を渡り、香川県を経由して同地区へ立ち寄るパターンが多いという。

 かずら橋を訪れたイスラエルのジョセフ・ガーティさん(37)とダフナさん(32)夫妻は、新婚旅行で日本全国を旅行中で「日本の伝統的な景色を見ることができてよかった。これから温泉旅館に泊まり、レンタカーで瀬戸大橋を渡って姫路城を見に行く」と話した。【大坂和也】







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