METI Journal×日刊工業新聞/内なる国際化(10) | その他 ニュース … – 日刊工業新聞

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都市間の外資系企業の誘致合戦は、ますます激しくなっている。各国政府が対内直接投資誘致に力を入れる中、企業誘致に積極的な都市も増えてきた。その中でどのように外資系企業にアプローチしていくのか。神戸市の久元喜造市長に同市の取り組みを聞いた。

【優れた人材めぐり大都市しのぎ】

―外資系企業を誘致する意味は。

「現在はグローバル経済であり、都市がそれぞれの圏域経済をけん引する時代だ。特にアジア太平洋地域では、優れた人材を確保するために大都市がしのぎを削っている。人材が都市を成長させ、都市の成長が国民経済、そしてグローバル経済を成長させている。グローバル社会で活躍できる人材をいかに獲得するかという見地に立てば、外資系企業の誘致は避けて通れない」

―神戸市では外資系企業がどういった役割を果たしていますか。

「市では外資系企業と緊密な関係を築いている。そこで感じるのは、多くの外資系企業は好奇心が旺盛ということ。神戸という都市や地域に対し、我々が気付かない視点で見てくれている。神戸の企業、地域、市民、行政とともに、新しいことにチャレンジしたいと思っている方が外資系企業にはたくさんいて、非常に大きな刺激になっている」

【「健康」に成長の可能性】

―ただ、神戸に限らず、海外から日本への直接投資は伸びてはいるものの、まだ高い水準とはいえません。

「日本企業が海外に投資をする時に、何に着目するのかに有力なヒントがある。まず重要なのが成長可能性。例えば安倍晋三内閣は、大きな可能性をもっているアフリカへの投資に非常に力を入れている。神戸としても国の支援を受けながらぜひ進めていきたい。投資がビジネスとして成功するかどうかのカギは、やはり人材。人工知能(AI)やロボットなどに代表されるように、専門的知識を持つ人材の存在は不可欠であり、リーダーにはコミュニケーション力が求められる」

「日本への投資として考えた時に、人口減少社会のわが国の成長可能性はアフリカと同じではない。しかし高齢化が進む中で、シニア世代の健康市場では十分に成長の可能性がある。神戸市が医療産業都市を展開しているのも、まさにそこに着目したからだ」(この項おわり)

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