古民家や庭先にアート 霧島のまちおこし団体 – 読売新聞

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 霧島市横川町高木地区の住民有志らが、まちおこし団体「ひとづくりフォーラムよこがわ」を設立した。14日からは第一弾として地元の古民家や庭先を舞台にした美術展を開催。発起人の一人で、鹿児島陶芸家協会理事の有木義雄さん(61)(姶良市加治木町)は「アートを切り口に人を呼び込み、古里のにぎわいを取り戻したい」と意気込んでいる。今回の美術展は15日まで。(中村直人)

 高木地区がある同市横川町上ノかみのはさつま町との境に近い山あいに位置し、人口は1292人(1日現在)。高齢化の影響で、人口は10年前に比べて約2割減っている。

 同地区出身の有木さんは市内の病院で臨床検査技師として働く傍ら、約20年前から陶芸作家として活動。2016年に退職してからは実家を拠点に創作活動に打ち込んでいる。

 地域の衰退を目の当たりにする中、「地区の内外の人がチームをつくり、行動を起こせないか」と有志で協議。2月にまちおこし団体を設立して準備を進め、集落をギャラリーに見立てた美術展「森の小さな美術館」を初めて企画した。

 会場には「心」をテーマに有木さんが制作した陶磁器のほか、市内の作家が手がけた水墨画など計約150点を展示。来場者は作品とともにのどかな風景も楽しんでいる。同地区に住む大迫千代江さん(80)は「いつもの散歩道が違った風景に見える。遠い所からお客さんが来てくれてうれしい」と笑顔を見せた。

 今後も陶芸教室や古民家を活用した交流イベントを計画。有木さんは「田舎では『人がいない』『コンビニがない』と嘆きがちだが、発想を変えれば、こんなにくつろげる場所はない。住民が足元の自然や人のつながりの素晴らしさに気づき、『何ができるか』を考えるサポートをしていきたい」と話している。

 15日の美術展は午前9時~午後4時。入場料500円。問い合わせは有木さん(090・7987・9594)へ。






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