大洲の町家 集客呼び水に – 読売新聞

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 ◇市、リノベ企業などと協定

 ◇観光で新組織 宿泊施設・飲食店に活用

 大洲市は、明治、大正時代の景観を残す肱南地区の歴史的建築物を保存、活用しようと、古民家の再生を手がける企業や伊予銀行などとの間で連携協定を結んだ。今夏にも、地域の観光戦略のかじ取り役となる「大洲版DMO◎」(観光地域づくり推進法人)を発足。町家などを宿泊施設に改修して観光振興につなげる考えだ。(梶原善久)

 肱南地区には、大洲城を中心に「伊予の小京都」とも呼ばれる古い町並みが広がる。町家や古民家が約100軒残るが、所有者が市外へ転居するなどで建物を取り壊すケースも増えているという。

 このため市は、古民家を活用した宿泊施設や飲食店の運営のノウハウを持つ企業の協力を得て、古民家を宿泊施設などに生まれ変わらせ、訪日外国人をはじめとした観光客の呼び水に活用することにした。

 協定を結んだのは、空き家を宿泊施設などに再生する事業を手がける「NOTEノオト」と社団法人「ノオト」(ともに兵庫県篠山市)と、歴史的建築物でホテルなどの運営を行う「バリューマネジメント」(大阪市)で、各地で実績を重ねている。

 計画では、事業を主導する大洲版DMOを今年夏頃をめどに設立する。既存の団体と観光戦略の立案やプロモーションなどを担うとともに、古民家の賃貸事業にも取り組む。

 事業の第1弾は、旧加藤家住宅(国登録有形文化財)を宿泊施設に再生するプロジェクト。大洲藩主を務めた加藤家が1925年(大正14年)に建設した木造二階建ての和風建築で、雨戸の代わりにガラス障子を用いるなど開放的な造りになっている。映画「男はつらいよ―寅次郎と殿様」にも登場した。

 松田真副市長は「城下町の歴史を最大限に生かし、民間の知見を得て、大洲の魅力を引き出したい」と話した。

 <DMO>Destination Management Organization






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