活用アイデアを 企業創業者の遺志で寄付受け 桐生市、提案募集へ /群馬 – 毎日新聞

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 桐生市は寄付を受けてから4年以上も活用法が決まらない「旧中島邸」(同市堤町2)について、民間事業者から意見や提案を求め、対話を通して市場性の有無やアイデアを募る「サウンディング型市場調査」を実施する。25日に現地見学会(希望者のみ、事前申込制)を実施し、5月7日から参加受け付けを開始する。6月中に参加者と調査し、7月には結果を出す方向だ。【高橋努】

 旧中島邸は、桐生市発祥でパチンコ台製造メーカーの老舗「平和」(本社・東京都台東区)の創業者、故中島健吉氏の私邸。市西部の市街地を望む丘陵にあり、約5710平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート2階建て延べ約530平方メートルの居宅(2000年築)など3棟が建つ。中島氏の「市政発展に役立ててほしい」との遺志で13年11月、桐生市に寄付された。寄付当時、土地・建物合わせて2億1000万円の資産価値があるとされた。

 閑静な住宅地にあって日本貿易振興機構(JETRO)の展示商談会で利用された実績もあることから、市は当初、会議・レセプション施設や「迎賓館」などに活用することを検討した。しかし、周辺道路が狭く大型車両が入れない▽調度品はなく新規購入が必要--などの理由で、実現できずにきた。

 寄付当時、修繕の必要はなく、管理状況も良好だったが、使途未定のまま4年以上が経過し、「建物は機密性も高くて傷みは少ないが、邸宅の特徴である庭は少し荒れている状況」(市財政課)。市の財務状況では庭園業者を入れる余裕もなく、市職員が勤務の合間に除草作業をしているという。電気なども警備などに必要な最低限の契約にとどめている。

 市役所内の検討では限界とみて、今回、不動産など民間事業者から意見を求めるサウンディング型市場調査実施に踏み切った。

 市内のある不動産業者は「今では、建てろと言われても建てられないような物件。そもそもお屋敷というのは、横浜でも神戸でも、やや不便な所、立地のよくない所にあるもの。桐生の宝といっていい建築物だが、公共的な利用となると難しいのではないか」と話している。

 市は「『市政発展に』というのが故人の意向。売却も選択肢に含まれる」(財政課)と話す。問い合わせは、財政課財産管理担当(0277・46・1111内線547)。







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