利尻島にヒグマ=106年ぶり、観光影響も-被害ないが捕獲検討:時事 … – 時事通信

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北海道・利尻島に設置された無人カメラに映ったヒグマ=6月22日午後10時12分ごろ(宗谷総合振興局提供)

 北海道・利尻島で約1カ月前、ヒグマ1頭の生息が確認された。島内での確認は実に106年ぶりで、海を泳いで渡ったとみられる。観光シーズンを迎え、利尻町には島の中央にある利尻山(標高1721メートル)に登る予定の人から、「クマはまだいるのか」と問い合わせもある。被害が出る前に捕獲すべきか、町は慎重に検討している。

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 5月30日以降、島内でヒグマの足跡やふんなどが相次いで見つかり、林野庁宗谷森林管理署などが設置した無人カメラに6月15日~今月6日、複数回姿が映った。道内には約1万頭のヒグマがいるが、稚内市から海を挟んで最短約20キロの利尻島では、1912年に泳いで来たヒグマを駆除した記録が残るのみだ。
 6月に現地調査した道立総合研究機構の間野勉自然環境部長によると、雄の成獣で、5~7月が交尾期であることから雌グマを探しに来た可能性が高く、「雌がいないと分かればまた泳いで帰る可能性もある」という。

106年前、北海道・利尻島に泳いで来たところを駆除されたヒグマの写真(利尻富士町提供)

 これまでに人が襲われたり、畑が荒らされたりしたとの報告はない。道は昨年4月、5カ年のヒグマ管理計画を策定したが、離島は対象地域外。間野さんは「危険な個体ではないが、狭い島では住民の緊張感が違う。地域の混乱を配慮した対応が必要だ」と話した。
 利尻町には「早く駆除して」「殺さないで」などさまざまな意見が島民から寄せられた。同町と利尻富士町は「被害が出てから動くのでは遅い。安全を守ることが最優先だ」として、道に捕獲の許可を得て箱わなを準備。猟友会と連携し、行動範囲の確認を進めている。
 島内では、防災行政無線で住民や観光客に注意喚起したり、宿泊施設でクマ対策の鈴やスプレーを用意したりしている。登山者が多く泊まる施設は「北海道の山はクマがいるもの。影響はない」とみる。一方、ホテルの担当者は「登山客は極端に減った」と懸念する。
 間野さんは「屋外に生ゴミを出さない、ばったり会わないよう鈴を持ち歩くなど、人間側に求められる対応は多い。対応を間違えると、駆除が必要な危険なクマになる」と話している。(2018/07/07-15:05)


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