心の休養ができる場所 /栃木 – 毎日新聞

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 高根沢町に不登校の小中学生の居場所となる町営のフリースペース「ひよこの家」がある。先日、設置から15年を記念するシンポジウムを取材した。

 ひよこの家は、不登校の生徒を受け入れる町の教室に生徒が来ていない状況を改善しようと始まった。学校に通えない子どもの心情をくみ、近くに学校がない田園地帯の古民家を改築。子どもに表面的な学校復帰は求めず、決まった時間割もない。給食が出て、学校も出席扱いになる。

 シンポジウムでは、施設の卒業生が「学校が全てではなく自分次第だ」と当時の経験を振り返った。卒業生の多くが高校進学をしており、途中で学校に戻る子どももいるという。学校に通えなくなった子どもに必要なのは、ひよこの家のような心の休養ができる場所なのだと分かる。

 正直に打ち明けると、シンポジウムを取材する前、私の心の中には、子どもが学校に通うのは当たり前だという「学校至上主義」があった。取材をしてみて、決してそれだけではないことに気付かされた。

 学校生活を送った人は、無意識のうちに考え方が学校中心になっていないだろうか。ひよこの家のような取り組みが周知されるよう、じっくりと取材してみたいと考えている。【野田樹】







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